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作品詳細

サガ フロンティア 解体真書

発行 アスキー
(再刊版:エンターブレイン)
スタジオベントスタッフ
発売日 1997年9月12日
価格 1,400円+税
判型 A5判
ページ数 368ページ(オールカラー)
書籍コード ISBN4-89366-809-9
(再刊版:ISBN4-7577-0743-6)

内容紹介

“連携”をはじめとするタクティカルな要素が多数盛りこまれたバトルシステム、7人の主人公の物語が交錯するフリーシナリオなど、『サガ フロンティア』の独特なシステムのすべてを解き明かす。技・術、アイテム、モンスターの各種データを完全掲載しているほか、隠しイベントや怪現象を一挙公開する「SECRET TECHNIQUE 100」、マル秘情報が満載の開発者インタビューといった、ファン必読の情報も多数あり。

(C) 1997 スクウェア
(C) 1997 ASCII

スタッフコメント

山下 章

 『FFVII』につづく2冊目の解体真書なわけですが、「フリーシナリオ」を銘打つ『サガ』シリーズは、スミズミまでプレイし尽くすのが、とにかく大変。そのため、『FFVII』のとき以上に、制作に手間取った覚えがあります。ゲーム中に盛りこまれたあまりのデータ量から、文字ギッシリのページが多数生まれてしまい、ファミ通書籍編集部の人たちからは「これならB5判で出しても良かった」と冗談半分で言われました。いま見てみると……たしかに文字が小さい(笑)。まあ、そのあたりからもスタッフの情熱を感じ取ってもらえたらうれしいです。

ベニー松山

 とりあえずヘヴィな“裏”がひかえていたのでこっちはパス! と考えていたら、いっぱいいっぱいの山下章よりタスケテコールが。本が出ないのも困るのでキャラクター解説パートを仲良く分担。「KEY WORD」のひねり出しなども、夜中にテンパった頭でやっていた記憶がありますなあ。

大出綾太

 解体真書シリーズの目玉コーナーであるシークレットテクニック。このコーナーに掲載する情報の真偽を確認するために結成されたのが、特命組織STATT(スタット)である。本書進行中に生まれたSTATTの活躍はめざましく、のちにSSS(スリーエス)という別働隊も設立されるにいたった。これらの名前が、それぞれ「シークレットテクニックが合ってるか確かめようチーム」「シークレットの写真撮影隊」の略であることは、公然の秘密である。

山中直樹

 『サガ』シリーズ初体験なもので、かなりドタバタしてました。ちなみに、閃きの派生図を「裏解体真書」にまわしたのは、経営戦略ではなく、単に間に合わなかっただけ。

板場利光

 『サガ』シリーズの難点は、マニア以外の人にとっては少々とっつきが悪いこと。僕も『サガフロ』をはじめた直後は、何をしたらいいのかさっぱりわからず、途方に暮れたものです。ところが、スタッフのひとりで『サガ』マニアの小江哲朗(通称オエテツ)に、『サガ』シリーズのお約束を教えてもらったあとにプレイしたら、なんとおもしろいこと! 新しい技や術を閃いたり、強力な連携が成立したときの爽快感、気を抜けば一瞬で全滅させられるほど強いモンスターとの、ギリギリの攻防が生み出す緊張感……RPGの戦闘でこれほど興奮したのはひさしぶりでした。とっつきにくいからと敬遠しているあなた、ぜひとも「解体真書」を片手にプレイしてみてください。きっと、本書がみなさんにとっての“オエテツ”になるはずです。

小石朋仁

 イトケン(作曲者、伊藤賢治氏)すてきー。BATTLE#5しびれるー。でも、『サガフロ』で一番好きなのはイトケンがはじめて作曲したタイプの曲、Last Battle-Emilia-だったりして。

小江哲朗

 原稿執筆&データ検証の合間に、あるときは宣教師のように『サガ』シリーズのおもしろさを布教し、あるときはチューターのようにほかのスタッフの質問に答えていた気がします。しかし、クーン編をプレイしはじめたベニ松氏に「メイレンって強いの?」と聞かれ、「めちゃくちゃ強いっすヨ!」と答えたところ、メイレンを育て上げてラストボスまでたどりついたベニ松氏に、案の定「ふざけるな!」と怒られました。え、そのときの僕の返答ですか? 当然「ほ~ら、強いでしょ」です。……今回はネタバレに注意したんですけどねぇ(笑)。

山田真也

 画面写真の撮影に当時使っていたビデオプリンターは、動きの激しい場面だとブレたり、ボタンを押してから撮影するまでに間があるなどの難点があった。そのため“閃いた瞬間”の写真の撮影が一番難しく、電球マークに反応してすばやくボタンを押す必要があるため、気分はほとんど早押しクイズ。

加藤義文

 リュートやサンダーと、くる日もくる日もモンスターの生態調査。何度も「ウワー」と逃げ出したくなったことはみんなに内緒です。自作のモンスター調査書もかなりのページ数になりましたが、これが役立……ゲフンゲフン。ではまた来週(^^)/