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作品詳細

バイオハザード 4 解体真書

発行 カプコン
発売 エンターブレイン
スタジオベントスタッフ
発売日 2005年4月2日
価格 1,600円+税
判型 A5判
ページ数 464ページ(オールカラー)
書籍コード ISBN4-7577-2258-3

内容紹介

従来のシリーズから大きく進化をとげた『バイオ4』を徹底解剖。システムページでは新システムの数々を極限まで解析し、シナリオ攻略ページではマップや謎解きの解説だけでなくクリーチャーとの戦いかたも詳細にフォローしている。さらに、「エイダ・ザ・スパイ」などのミニゲーム攻略、本作に隠されたさまざまな謎を明かす「シークレットフィーチャー44」、設定原画集、CGギャラリーなども収録した、ボリューム満点の464ページ。

(C) CAPCOM CO.,LTD.2005 ALL RIGHTS RESERVED.
(C) 2005 ENTERBRAIN,INC.

スタッフコメント

山下 章

 はじめて『バイオ4』をプレイしたとき、襲いかかってくるガナードたち以上に、僕にヒリヒリと恐怖を感じさせるものがありました。それは、このゲームの解体真書のページ数がいったいどれくらいまで膨れ上がるのか、ということ――。なにしろ『バイオ4』では、以前の『バイオ』シリーズで言うところの“ひと部屋”が広大な空間へと姿を変え、“部屋内”に出現する敵の数が大幅に増加、そのぶん戦略のバリエーションも多彩に……といった、とんでもないボリュームアップが図られていたからです。当初は、口に出すのも恐ろしいページ数の見積もりが出たりもしましたが、そこからシェイプアップにシェイプアップを重ねて、最終的には464ページという、とりあえずはそこそこのページ数にまとめることができました。とは言っても、やりたかった企画はほぼひととおり詰めこんだので、ページあたりの“作る手間”の密度は、相当なものでしたが……。
 そして迎えた、2005年の夏。本書が無事発刊されたにもかかわらず、新たな恐怖がじわじわと僕の背後に迫りつつあります。それは、2005年末に発売予定のPS2版『バイオ4』で攻略本を作るとき、ゲームキューブ版でやったのと同じかそれ以上のプレイや作業を、はるかに短い期間でもう一度行なわなければならないだろうということ――。ああ、PS2版のことを考えて、この本でそれなりに妥協しておけばよかったのでしょうか……いや、そういうことはせず、つねにベストを尽くすのがベントスタッフの本のポリシーであるはず。というわけで、僕らがPS2版でどれだけ苦労したかは、近い将来に報告させていただきます。

ベニー松山

 レオンがひさびさに登場……どころか、『バイオ』ワールドに驚天動地の設定変更が! えっアンブレラが? じゃあこれまでの作品のあれやこれやは……と脳内で統合しようとして不可能と判断。トラウマを背負いつつ超人的に鍛えられたレオン・S・ケネディという主人公を軸に、心象風景を多めに盛りこんだイメージストーリーに仕上げてみました。最大の難所はエイダのあつかい、だったかナー(笑)。

山中直樹

 ゲームの内容が個人的にツボだったこともあって、制作スタート時から作業に熱が入りました。そして、ヒートアップしすぎたせいで、最終日には38度近い熱を出した状態で原稿のチェックをするハメに。なけるぜ(←言うと思った)。

板場利光

 『デビル メイ クライ』のときにも感じたが、難易度が高くて大変な思いをしたゲームほど、のちのちまで印象に残りやすいものだ。『バイオハザード4』もまさにそんなゲームのひとつ。オープニングからわずか10分後の、村の中央広場での戦いで投げ出した人もいると思う。だけど、いったんコツがつかめれば、その難しさが快感になってくるはず。ぜひ、この本を手に取ってクリアを目指してほしい。そうそう、今回の作業で使用したメモリーカードは、251ブロックが5枚、59ブロックが6枚でした。

小石朋仁

 今回は、ナイフクリアのページがないかわりに、クリーチャーの対処法にナイフでの攻略を多数入れました。しかし、気がつくと、クリーチャーだけで約80ページ。アクションゲームの攻略本のボリュームじゃないね、もはや。さて、『バイオハザード4』と言えば空耳だが、個人的には「あっ、漏れる!(iA por el!)」がスマッシュヒット。このセリフを言ったあと瞬時に走り寄ってくる戦闘員が、せっぱ詰まっている感に満ちていて最高だ。ところで、クラウザーのギャグが“レオンが隠れていないのに「隠れてないで出てこい」と言うネタ”だとわかった人は、何人いるのだろうか?

白川大輔

 『バイオ』シリーズは新作がリリースされるたびに進化をとげてきましたが、今回の進化は過去にないほどの大きなものだったのではないでしょうか。それは本編だけでなくミニゲームにもおよんでいて、『エイダ・ザ・スパイ』と『ザ・マーセナリーズ』は、どちらもとてもプレイしがいのあるミニゲームだったように思います。プレイしがいがありすぎて時間が足りず、記録出しはできなかったのですが、中谷君がいろいろと『ザ・マーセナリーズ』の調査をしてくれたので、ステージ1だけは、調査にもとづいたプレイで獲得した得点をP.399に載せています。

大出啓太

 「シークレットフィーチャー44」のなかに、Chapter 3-4で捕らえられているアシュリーを、手榴弾で助けるというネタがあります。うまく成功させるには、レオンの立ち位置が非常に重要となってくるわけですが、ベストの位置を見つけるために、アシュリーの断末魔の声を50回以上聞きました。ごめん、アシュリー。

豊田知行

 奥付にはとくに記されていませんが、コードネーム「卒業写真」という企画を担当しました。何のことかは、本を見ればきっとわかっていただけると思います。ムダに気合いと情熱をつぎこんだコーナーなんで、笑っていただければ幸いです。

中谷 薫

 タイムアタック攻略の復活を、と意気込んで参加した本作ですが、時間とページ数が足りなくて泣く泣く断念。悔しかったので、本の発売後にタイムアタックに挑戦してみました。「LOAD GAME」で1時間49分台は出せたものの、世の中にはさらに速い人がいるもので……。しかし、彼らのリザルト画面を見るかぎり、タイムを短縮する余地があるではないですか! そう、タイムアタックの基本でもある、「セーブ回数をケズる」を徹底すればよいのです。
 本作では各チャプター終了時にリザルト画面が表示され、タイムロスなしでセーブできる機会が18回あります。じつはここにタイム短縮のカギがあり、「リザルト画面でセーブせずに、つぎのチャプターに進んだほうが暗転時のタイムロスが少ない」という場面が、9ヵ所ほどあるのです(逆に、セーブしてからロードし直したほうが速い場面もあります)。それらのセーブをすべてケズれば、なんと45秒ほどタイムの短縮が可能! そのぶんノーセーブで進む区間が長くなり、難易度は激しく上がりますが……。

志賀 修

 タルや木箱などの設置物を壊して中身を調べたり、敵の出現条件を検証したりしていました。年末に発売されるPS2版で配置が大きく変わらなければいいな……。いずれにしても、すべて確認し直すことにはなりますけどね。

菅沼愼太

 本来、自分はホラー系のゲームがそれほど得意なほうではありません。しかし、このゲームに関しては、とても楽しくお仕事をさせていただきました。「なんか怖そうだから……」という理由で購入をひかえているかたは、本当にもったいないので、ぜひ一度遊んでみてくださいね。ちなみに、使う武器はマインスロアーがなかなか楽しくてオススメですよ。

大津佳之

 クリーチャーの設定解説文、シークレットフィーチャー44、CGギャラリー、それからガナードのボイス集を担当したわけですが、なんと言ってもガナードのセリフの豊富さに脱帽です。特定の状況に持ちこまないと言わないセリフも多々あり、数々の魅惑的な空耳(例のアレとか)と戦いつつヒアリングに没頭しました。そんなこんなで完成した「Voice of GANADO」のコーナー、楽しんでいただけましたでしょうか?

大野優子

 レオンがベリィ・トゥ・ベリィをキメるたびに「影丸のバックドロップ!」と心のなかでつぶやいていた、ドカ○ン好きの大野です(でもプロ野球編は未見)。というわけで今回もキャラクター紹介&ファイル分析コーナーを担当。「ウ○コだ、捨てろ!」の空耳で巷の話題を独占した(?)ガナードのスペイン語ボイスの翻訳にさいしては、M先輩(かぎりなくスペイン人に近い日本人)殿、どうもありがとうございましたッ!

大出綾太

 『射的』担当なだけに、ずっと『射的』ばかりやってました。それはもう、縁日ででっかい王将のコマを倒そうとするがごとく、ずーっと射的場に張りついておりました。でも、縁日の出店では糸引きくじが一番好き。大きなアメがほしかった……。

日下部智子

 『バイオ』シリーズは、あまりプレイしたことがなかったのですが……怖いですね。衝撃的な敵や場面など、ちょっとドキドキさせられました。なかでもショックだったのが、武器商人まで攻撃できてしまうこと。冒険をサポートしてくれる頼もしい人物なのに、容赦なく倒せてしまうなんて……。みなさんのところの武器商人は、元気に商売をしていますか?