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作品詳細

ファイナルファンタジーX シナリオアルティマニア

【元版】

出版・編集 デジキューブ
スタジオベントスタッフ
発売日 2001年9月14日
価格 1,400円+税
判型 A5判
ページ数 448ページ(オールカラー)
書籍コード ISBN4-88787-010-8
【再刊版】

出版・編集 スクウェア・エニックス
スタジオベントスタッフ
発売日 2004年5月28日
価格 1,400円+税
判型 A5判
ページ数 448ページ(オールカラー)
書籍コード ISBN4-7575-1215-5

内容紹介

『FFX』のシナリオ(イベント)攻略に特化した1冊。キャラクター(設定関連)、シナリオ、サブイベント、ブリッツボール、マップの各パートを収録。シナリオページでは、簡易マップに対応させたポイント攻略と、物語の流れを追うプレイバックの2本立てで、クリアまでの手順を解説する。開発スタッフインタビュー、「素敵だね」ほか計3曲の楽譜、モンスターデータリストなども掲載。バトルを極めるための本「~バトルアルティマニア」と同時に発売された。

(C) 2004 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.

スタッフコメント

山下 章

 『FFIX』のオフィシャル攻略情報が「Online ULTIMANIA」のみになったときに、書籍のULTIMANIAの発売を熱望するメッセージを、多くのかたがたからいただきました。そうした声に応えるかのように、2冊で計900ページという大ボリュームで登場したのが、『FFX』のULTIMANIAです。そのうちの1冊であるこの本では、シナリオ関連の各要素を徹底解説。なかでも“おいしい”コーナーのひとつが、物語のバックボーンとなる世界について書き記した「スピラ世界解説」でしょう。野島さん、渡辺さんといったシナリオスタッフからいただいた資料をベースに書かれているため、ゲームをプレイしているだけではわからない設定やエピソードが満載。これを読めば、『FFX』のストーリーへの理解がさらに深まるはずです。そのほかにも、いろいろなページに、マル秘情報の数々がちりばめてあるので、見逃さないようにしてください。

ベニー松山

 「FFVIII ULTIMANIA」では、登場人物それぞれの一人称でシーンを語る手法を取った。同じやりかたでも決して悪くはなかったが、今回はシナリオとバトル2冊での対比を際立たせる意味でも、また挑戦という意味合いでも、ちがう形で“FF”を書いてみたかった。そこで選んだのが、キャラクターの内面に踏みこんだ心理描写を中心に、旅のスタート時点に至るまでを語る本書のスタイルである。ティーダという“まれびと”の訪れが膠着したスピラ世界を変革するのが『FFX』の骨格であるなら、その世界を構成する人々がティーダに出会い変わっていく直前の状況を補完してみようという試みだったが、いかがなものだっただろうか?

大出綾太

 『FFX』発売直前、FFのトレーディングカードをオマケにつけたお菓子がいっせいに発売された。こりゃあ集めないかんやろ、ということで、くる日もくる日もプリッツ&コーヒーあめ&ミントガム三昧。結局、27種類のうち24種類しか集まらなかった。涙。ちなみに集まらなかったのは、キスティス、エーコ、No.27のほうのユウナです。心優しいかた、恵んでください。あ、キスティスはサイン入りがいいなあ(お前アホだろ by ドゥエル)。

板場利光

 SCENARIO ULTIMANIAのメインディッシュは、何といってもブリッツボールの章でしょう。全選手のデータをはじめ、役に立つ情報が盛りだくさん。総ページ数はなんと98ページ。これはSCENARIO ULTIMANIAのどの章よりも多いのです。ところが、周囲の反応はなぜか冷たい。多くの人が口をそろえて「すごいねー、98ページもあるんだ。でも、ブリッツはやりこんでないし」。そんなこと言わないで、もっとブリッツボールを遊んでみてください。SCENARIO ULTIMANIAを片手に、ね。

小石朋仁

 今回のシナリオ攻略ページの目標は、「ほかのページを開かずにゲームを進められる」でした。シナリオを進めるうえで必要になるであろう、マップ、アイテム、攻略、バトルの各要素が、2ページ単位でコンパクトにまとまっている、プレイにやさしい攻略本を目指したその結果は……まあ、見てのとおりということで。2冊にわかれることが決定した時点でボリュームアップがはかられたのに、コンパクト志向というのもなかなか妙な話ですが。

大野優子

 今回は、ネタバレとの線引きでいつもより苦しみました。『FFX』という作品は本当にシナリオがていねいに作られていて、じっくり追っていけば自然に物語の内情が見えるようになっているので、最初から“正解”を提示するようなことはしたくなかったのです。結果、ページ数の都合もあり、本文は非常に抑えめになりました。書ききれなかったうっぷんが「最終試練」にいった部分はあります。それにしても2冊分の校正はキツかった! 永遠に終わらないかと思いました。

神崎理緒

 今回の進行中、私の担当部分が一番の佳境を迎える直前に、飼っていたハムスターが天寿をまっとうして星に……じゃない、天使になりました。つぎにハムスターを飼うことがあったら、「エリオ」と名づけようと思っています(笑)。旅立っちゃうかな(^^;

豊田知行

 ハード性能の向上からか、読みこみ時間が早くなり、快適にプレイが楽しめる本作。マップもいっそうリアルになり、プレイヤーを追って移動するカメラで周囲の景色も堪能できる。おかげでマップ作成は大変だったけど……。

藪良小路

 今回、はじめて攻略本制作に加わりました。お仕事はいろいろな調査です。ビサイド・オーラカの控え室にあるボールの数の変動(変わりません)、ルカ・スタジアムですわっている観客の配置法則(ただのランダム)、マジックポット必勝法(ありません)などなど、じつに調べがいのあるものばかりでした。

大出啓太

 はじめて『FF』をプレイしたのは、たしか小学生のころ。幻想的な世界でくり広げられる物語に感動し、コンピュータRPGが持つ無限の可能性に身ぶるいしたものでした。スミマセン、後半はウソです。身ぶるいしたのは、ラストダンジョンの直前でセーブデータが消えたときでした。ああ、無限の可能性のほうでふるえていれば、先見の明を誇れたのに……。