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作品詳細

キングダム ハーツ シリーズ アルティマニアアルファ ~イントロダクション オブ キングダム ハーツII~

出版・編集 スクウェア・エニックス
スタジオベントスタッフ
発売日 2005年12月9日
価格 1,238円+税
判型 A5判
ページ数 320ページ(オールカラー)
書籍コード ISBN4-7575-1597-9

内容紹介

「キングダム ハーツ アルティマニア」および「キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ アルティマニア」に掲載されていないプラスアルファの要素と、『キングダム ハーツII』をプレイするうえで知っておきたい要素をまとめた、ファン必携の一冊。『キングダム ハーツ』と『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』の物語やキャラクターに関する詳細な考察のほか、両作品をひととおりクリアしたいときに便利な「プレイのおさらい」といった攻略要素も充実している。

(C) Disney Enterprise,Inc.
(C) 2005 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved.

スタッフコメント

山下 章

 『KH』シリーズに対するスタジオベントスタッフの愛から生まれた書籍です。それと同時に、この本には、ある挑戦が秘められていました。
 ソフトが発売される前に書店に並ぶいわゆる“アオリ本”は、ソフトの発売後は売れなくなる、というのが定説です。それを何とかして覆せたら、と強く思いながら『KHII』を題材に制作したのが本書でした。具体的に目指したのは、『KH』や『KHCOM』の物語を、『KHII』の伏線としての意味も含めて手厚く解説することで、『KHII』のソフトが発売されたあとでも持っておきたくなる本――そのコンセプトが『KH』ファンのかたがたに喜んでいただけたのか、おかげさまで『KHII』のソフトの発売後も順調に売れつづけ、何度も増刷がかかるという予想以上の結果に。書籍としての仕上がりの良さに加え、企画が成功したといった意味でも、達成感のある本でしたね。
P.S.この本に対してさまざまな協力をしてくださったスクウェア・エニックスの野村哲也氏には、ただただ感謝です。

板場利光

 『キングダム ハーツ』シリーズはもともとゲームとしての完成度が高く、予備知識がなくても楽しめる作品だ。でも、題材となっているディズニー作品のことを知っていれば、もっともっと楽しめるはず……そんな思いから、この本では、各ワールドのモデルとなっているディズニー作品のDVD紹介を掲載してみた。この本をきっかけに、『キングダム ハーツ』シリーズとディズニー作品の両方に興味を持っていただけたらうれしい。

大野優子

 ゲーム関連書籍というものは一般の本にくらべていささか特殊なものですが、重量などの外形面からテキスト、レイアウト等を含めた「手に取りやすさ」「とっつきやすさ」が重要であることはほかと変わりません。そしてそれらの意味においてこの本は、いままで自分が制作に携わったもので一番のデキと自負しています。とくに気に入っているコーナーは「deep dive」の紹介です。
 これは「Ω」など物語解説重視の書籍を作成するさいつねづね思っていることですが、私たちの本はあくまでソフトの魅力や楽しみかたの“一例”を紹介するものであって、唯一無二の“解答”を示すものではありません。とくにこの「α」は、『キングダム ハーツII』の予習本がコンセプトなだけに、それまでの物語の大筋や謎を整理し一読のみで理解できるよう心を砕いてありますが、実際の感動は各人の体験を通さなければ味わえないものです。私たちの書籍はあくまで通過点として、新たな楽しみかたを個々で開拓していただけたら幸いですし、そこにこそゲーム関連書籍の存在する価値があるのだと思っています。

大津佳之

 もともとこの書籍は、少人数のスタッフが中心となって制作が進められました。制作開始当初、若輩の僕がそこに参加できるということをとてもありがたく思いましたが、しかし同時にプレッシャーや不安も感じていて。それを克服できたのは、日ごろからお世話になっている諸先輩がたのおかげでした。そんなこともあって、今回はいい仕事ができたかなぁと少しだけ誇らしくもあります。この場を借りてまして、感謝を。……って、以前も似たようことを書いた気もしますが、日々是感謝ということでひとつ。

日下部智子

 アルティマニアシリーズの新しい仲間「α」はいかがだったでしょうか? 野村哲也氏による「『KHII』の各ワールドの見どころ」を読めたり、記憶がうすれてしまった『KH』と『KHCOM』の物語をしっかりおさらいできたりと、ファンにはたまらない本だと思うんです。そしてアルティマニアシリーズには珍しく、持ち運びもラクなので(笑)、とても気に入ってます。

木村昌弘

 私はこの本にはタッチしないはずだったのですが、人手不足により急遽駆り出されました。突貫工事の原稿を徹夜で書いていたその日の朝、PCに異常が発生。突如、あらゆる動作がとんでもなく重くなってしまったのです(たとえば、カーソルが1回点滅するのに1分くらいかかる)。そこからはもう、書きかけの原稿を救出するのに必死。4時間かけてなんとかバックアップを取り終え(ふつうなら数十秒で終わる)、再起動してみたら何の問題もなくふつうに動作。とりあえずPCが無事でホッとするやら、さっさと再起動しておけば良かったと腹が立つやら……。

山中直樹

 企画の言い出しっぺなのに、実際に関わったのは最終チェックのみ。不思議のダンジョンに潜ったり、鎧姿の大統領令嬢を護衛したりしながらの参加は、さすがに無理でした……。