著者コメント

　ファミコン版の『ウルティマ』は、パソコン版のタイトル『UltimaIII Exodus』に当たる。高校生の頃、学校にあったニセAppleIIを奪うように借りてこのゲームを遊びまくり、自主的にマップやら攻略ノートやらを作っていた俺にとって、ファミコン必勝本編集部に転がっていた『ウルティマ』のサンプルROMは、もう目をつぶっていても本が書けそうな雰囲気が漂っていた（注：書けません）。何より俺はAPPLE版のこのゲームが大好きであった。俺にやらせろ、っていうかむしろやらせてください――そんな勢いで作ったこの本がじつは自分の著作物第1号であったとは、今さらながら驚きである。当時、ファミコン版は秋元 康プロデュースという売り文句がついていて、セーブデパートや日高のり子などのゲーム世界観台無しなアレンジにむかっ腹を立てたものだが、それでもこの本には愛を注いだように思う。ありったけの『ウルティマ』への愛。ライターとしてまだ未熟な、二十歳になりたての俺の愛。ちなみに表紙はあのBLACK POINT氏で、俺はこのイラストがとても好きだった。

CONTENTS

★ストーリー

★キャラクターメイキング

★ウルティマの悩みどころ

★アイテム・武器・防具紹介

★敵キャラ紹介

★戦闘マニュアル

★ゴールドの入手術

★ムーンゲート

★ダンジョン

★城・町完全ガイドマップ

★失われた謎の大陸

★エクソダスの城へ